※内容を全面的に見直しました。
YouTubeでキャラクターを使いたいと思ったので、喋ってくれるキャラクターを作るソフトを調べて一覧にしました。
前回の更新から変わった主な点は次の4つです。
- FaceRigとCrazyTalk 8は販売が終了しました
- Animazeは無料版と有料プランに分かれました
- Puppet3の配布元だったニコニコミュニティがサービスを終了しました
- PNGTuber向けの無料ソフトや、AIで画像をしゃべらせるサービスが増えたので、新しく追加しました
ゆっくり系の動画については以下をご確認ください。
まずは目的別にざっくり分けると、こんな感じです。
| やりたいこと | おすすめ |
|---|---|
| 手持ちのイラストを声に合わせて口パクさせたい | AnimationMike、veadotube mini、PNGTuber Plus |
| Webカメラで顔の動きを反映させたい | FaceVTuber、Animaze、VTube Studio、Hitogata |
| 写真や画像をAIでしゃべらせて動画にしたい | D-ID、Hedra、HeyGen |
| スマホだけで完結させたい | REALITY、IRIAM、カスタムキャストなど |
イラストを声に合わせて口パクさせるPCソフト
カメラを使わず、マイクの声だけでイラストを動かすタイプです。口を閉じた絵と開いた絵を用意するだけなので、一番手軽に始められます。
AnimationMike

AnimationMike(アニメーションミケ)は、声に反応してイラストを動かせるソフトです。現在の最新版はv2.2で、Windows版のみ配布されています。Mac版は開発中とのことです。
無料で使えます。有料の「応援版」(500円・2,000円・5,000円)もありますが、中身は無料版と同じです。配信や動画で使うときも、クレジット表記は不要とされています。
以前のバージョンではイラストが最低3枚必要でしたが、Ver2では口を閉じた絵と開いた絵の2枚から始められます。下の画像は、以前のバージョンで用意した画像の例です(右端はまばたき用)。

ダウンロードはこちら
関連記事
veadotube mini
いわゆる「PNGTuber」用の無料ソフトです。透過PNGの画像を読み込むと、マイクに声が入ったときだけ画像が動いたり、口を開けた画像に切り替わったりします。
Windows・macOS・Linuxに対応しています。英語のソフトですが、操作はシンプルです。上位版の「veadotube」は早期アクセス中です。
PNGTuber Plus
こちらもPNGTuber向けのソフトです。価格は「好きな金額を払う」方式で、0円でもダウンロードできます。Windows・macOS・Linuxに対応していて、Steam版もあります。
パーツごとに揺らしたり、話している時だけ表示させたりできます。veadotube miniより細かく作り込めるぶん、少し慣れが必要です。
Puppet3(配布状況が不明)
Puppet3は、音声に合わせて口をパクパクさせる生放送向けのマスコットソフトです。
記事を書いた当時はニコニコミュニティの「Puppetコミュニティ」で配布されていましたが、ニコニコミュニティはサイバー攻撃でデータを失い、サービスを終了しました。現在の配布先は確認できていません。
キャラクターをカスタマイズするための「キャラクターなんとか機」は、今もVer.3.07がダウンロードできます。
カスタマイズするときは、「目あき口とじ」「目とじ口とじ」「目あき口あき」「目とじ口あき」の4パターンの画像を保存し、Puppet3のカスタマイズ画面にドラッグ&ドロップで設定します。

画像を背景透明のPNG形式で保存しておけば、デスクトップに表示されます。

以前やってみた記事は以下です。
イラストが用意できない場合
イラストを自分で描けない方は、ココナラなどで制作を依頼するのがおすすめです。数千円から作ってもらえます。依頼するときは「口パク用に、口を閉じた絵と開いた絵の差分が欲しい」と伝えるとスムーズです。
Webカメラで顔の動きを反映させるソフト
顔の向きやまばたきまで反映させたい場合はこちらです。2DならLive2D、3DならVRMなどのモデルが必要になります。
FaceVTuber
Webカメラだけでバーチャルキャラクターになれる、ブラウザで完結するWebアプリです。インストールは不要で、一番簡単に試せます。

使い方は「始める」ボタンを押してカメラの使用を許可し、顔が画面中央に映るように調整して「Play」を押すだけです。自作のMMD・FBX・VRMモデルを読み込めるほか、マイクを使えば録音・録画もでき、グリーンバック・ブルーバックにも対応しています。
Animaze

FaceRigの後継ソフトです。キャラクターモデルの形式であるVRMにも対応しています。
以前は「開発中で無料」でしたが、現在は無料版と有料プランに分かれています。個人向けの料金は次の通りです。
| プラン | 料金 | 主な内容 |
|---|---|---|
| Basic | 無料 | 配信時間の制限なし、自作アバターの読み込み、音声によるリップシンク |
| Plus | 年19.99ドル / 月3.99ドル | 透かしの削除、すべての公式コンテンツ、60FPS、MP4書き出し |
| Pro | 年99.99ドル / 月9.99ドル | Plusの内容に加えて、収益の多い配信者向けの商用権 |
Proが必要になるのは、Animazeを使ったコンテンツで月500ドル(年6,000ドル)以上稼いでいる場合だけです。それ以下なら無料版でも使えます。
以前はSteamアカウントが必要でしたが、今は公式サイトからも直接ダウンロード・購入できます。Live2Dモデルも使えます。

VTube Studio
Live2Dモデルを動かすためのソフトで、2DのVTuberによく使われています。PCのWebカメラのほか、スマホアプリを使って顔をトラッキングすることもできます。
無料の体験版があり、気に入ったら有料版を買うと画面の透かしが消えます。Live2Dモデルを持っている方には最初の候補になります。
Hitogata
バーチャルYouTuber向けに作られた無料ソフトです。Webカメラの映像から顔を認識して、3Dモデルに動きを反映させます。
Webカメラがなくても、マイクの音量に合わせて口パクさせられます。自作のFBXやVRMモデルの読み込みにも対応しています。
最新版はv0.6.0.1で、Google Driveから配布されています。動作環境はWindowsの64bit版です。
Adobe Character Animator
Adobeのアニメーションソフトです。Webカメラとマイクを使って、表情や声に合わせてキャラクターを動かせます。自動リップシンクがあり、録音済みの音声ファイルからパペットを動かすこともできます。
以前「声は出ないかも」と書きましたが、これは誤りでした。お詫びして訂正します。
Creative Cloudのプランで使えます。料金やプランは変わりやすいので、公式サイトで確認してください。
キャラクターモデルを用意するには
Live2Dのモデルを自分で作るなら、制作ツールの「Live2D Cubism」があります。PRO版は42日間無料で試すことができ、終わると自動でFREE版に切り替わります。ただ、モデル制作は難易度が高めです。
既に作られたモデルを買いたい場合は、Live2D公式マーケットのnizimaを見てみるのがおすすめです。完全オリジナルが欲しい場合は、ココナラなどで外注するのが手っ取り早いです。依頼するときは、どのソフトで使うかをしっかり伝えましょう。
AIで写真や画像をしゃべらせるサービス
画像1枚と音声(またはテキスト)から、しゃべる動画を作ってくれるサービスです。リアルタイム配信ではなく、動画を作る用途に向いています。どれもブラウザで使えます。
D-ID(Creative Reality Studio)

AIで写真や画像をしゃべらせるサイトです。テキストを読み上げさせるほか、音声をアップロードして自分の声でしゃべらせることもできます。
14日間の無料トライアルがあります。有料プランには、年払いで月4.70ドルからのLite(個人利用のみ)や、商用利用できるPro(年払いで月16ドル、月払いで29ドル)などがあります。TrialとLiteで作った動画には、D-IDの透かしが入ります。
料金は変わることがあるので、申し込む前に公式の料金ページを確認してください。
Hedra
静止画と音声から、リップシンク付きの会話動画を作るサービスです。写真だけでなく、イラストやキャラクター画像も使えます。キャラクターを使った動画を作りたい場合は、D-IDと比べてみるとよいと思います。
HeyGen
AIアバターの動画を作るサービスです。テキストや音声から、口の動きを合わせたしゃべる動画を作れます。翻訳や吹き替えの機能もあり、解説動画やビジネス向けの動画でよく使われています。
どのサービスでも、他人の写真や著作権のあるキャラクターを無断で使うのはやめましょう。商用利用できるかどうかも、プランによって変わります。
スマホだけで口パクできるアプリ
スマホ1台でアバター作成から配信までできるアプリも増えました。ただし、多くはアプリ内での配信が前提で、YouTube用の動画素材として書き出せるものは限られます。
カスタムキャスト
以前紹介した公式動画では、キャラクターがゆっくり音声でしゃべっています。これが公式なのが面白いところです。
今もサービスは続いていて、8周年記念のキャンペーンも行われています。基本無料で、スタジオ機能やVRM出力などが使える公式チャンネルは月825円(税込)です。
IRIAM
自分で用意したイラストを1枚アップロードするだけで、AIが動くアバターにしてくれます。パーツ分けやモーションの設定は要りません。オリジナルの一枚絵をそのまま動かしたい方に向いていますが、配信はIRIAMの中でしかできません。
モーションポートレート
顔写真から3Dのアバターを作り、話しかけた言葉を繰り返してしゃべらせるアプリです。App Storeには今も掲載されていますが、対応OSの表記が古いままで、最新のiPhoneで問題なく動くかは確認できていません。同じ会社の「PhotoSpeak」も、動作は確認できていません。
※料金や仕様は変わることがあります。最新の条件は各公式サイトで確認してください。
販売・配布が終了したソフト
以前この記事で紹介していましたが、今は新しく手に入らない、または入手先を確認できないソフトです。これから始める方は、代わりのソフトを使ってください。
| ソフト | 状況 | 代わりの候補 |
|---|---|---|
| FaceRig | 販売・サポートともに終了 | Animaze |
| CrazyTalk 8 Pro | 販売終了 | Cartoon Animator(同じReallusion社) |
| AvatarVal | サイト閉鎖 | veadotube mini、PNGTuber Plus |
| doppeL | 配布停止 | veadotube mini、PNGTuber Plus |
| だれでもVtuber Ver2 | BOOTHの商品ページが非公開 | AnimationMike、veadotube mini |
FaceRig

YouTubeでもよく見かけた、Webカメラでキャラクターを動かせるソフトです。現在はSteamのストアページで「引退した製品」と表示されていて、新しく購入することはできません。後継のAnimazeを使いましょう。

CrazyTalk 8 Pro
写真や画像をしゃべらせる有料ソフトでしたが、販売が終了しました。開発元のReallusionは、2Dアニメーションの代わりとしてCartoon Animatorを案内しています。
だれでもVtuber

画像4枚を用意すると、マイクでの口パク、自動のまばたき、体の揺れができるソフトです。現在、有料版Ver2のBOOTHページは非公開になっています。無料版が今も公開されているかは確認できていません。最新情報は開発者のX(旧Twitter)で確認してください。
その他(口パクには向かないもの)
- Unity:ゲームエンジンなので、自分で開発する必要があり難易度が高めです
- AnimeEffects:イラストを動かせますが、口パクには対応していないようです
- メイアライブ:キー操作でキャラクターを動かすソフトのようです
まとめ
FaceRigやCrazyTalkのように終わったソフトがある一方で、無料のPNGTuberソフトやAIでしゃべらせるサービスなど、選択肢が増えています。
選び方のおすすめ。
- イラストを口パクさせるだけでいいなら、無料のAnimationMikeかveadotube mini
- 顔の動きまで反映させたいなら、Animazeの無料版(Live2DモデルがあるならVTube Studio)
- 動画用に画像をしゃべらせたいなら、D-IDやHedraのトライアル
自分のオリジナルキャラクターが欲しくなったら、ココナラで依頼するのが手軽です。既に作られたキャラクターを探すなら、Live2D公式のnizimaを見てみるのも面白いと思います。
その他、関連しそうな記事
しゃくろぐ 
