独自ドメインを取得するメリットと仕組み【超初心者向け図解解説】

ドメイン

このページでは、独自ドメインのメリットと説明を例えで解説します。

今から独自ドメインを取得するかどうか迷っている初心者の方向けのページになります。

このページでは以下のことが わかります。

  • 独自ドメインのメリットがわかる
  • SEOとの関連性がわかる
  • ドメイン、IPアドレス、ネームサーバーの関係と知識がつく

独自ドメインのメリット

独自ドメインのメリットは以下です。

  • SEOに少しだけ影響を与える?
  • アクセス数を保ったままサーバーを移行できる

MEMO

SEO(Search Engine Optimization)とは?
SEOは検索エンジン最適化を意味する用語です。googleなどで検索したときに表示されるブログやサイトの順番を最適化することを指します。ここでの最適化とは、googleなどの検索結果で、自分のブログやサイトの順番をより上に表示させることです。より上に表示させることで検索した人が見てくれる可能性が高まり、収益アップにつながります。

アクセス数を保ったままサーバー移行

独自ドメインのメリットにサーバー移行後もアクセス数を引き継げることがあります。

サーバー移行はめったにすることはないですが、リスク回避という点で独自ドメインのメリットになります。

サーバー移行は無料ブログのサービス終了やサーバーの機能や性能に不満がある場合に行います。

無料ブログのサービス終了によるサーバー移行はめったにあるものではないですが、大きなリスクです。

めったにあることはありませんが、実例をあげますと以下があります。

Yahoo!ジオシティーズ サービス終了のお知らせ
wpblog-starserverに変更

Yahooのブログサービス終了とスターサーバーのサービス移行の例です。

かなり稀ですが、無料ブログはサービスが終了する場合があります。

ここで何が問題かというと、無料ドメインの場合は使っているドメインをそのまま別サーバーに持っていくことができない点が挙げられます。

なぜなら、今まで使っていた無料ブログのドメインはあなたのドメインではないからです。

ドメインは運営が持っています。

独自ドメインではなく、アメーバブログやはてなブログなどのブログサービスを使っている場合、サーバーやサービスの移行でドメインが変更になるため、今までアクセスしてくれていたファンを引き継げない場合があります

独自ドメインの場合、あなたのドメインなので自由にできます。

このことを説明するために、まずはドメインについて書かせてもらいます。

ちょっとだけお付き合いください。

ドメインとは、和訳すると範囲・領域を意味します。

わかりにくいので例えると、ドメインは家の住所とイメージしてください。

住所は○○県□□市△△町のどこどこと記載しますね。

ドメインは○○.example.jpの場合、jp国の example 県の○○さんのようにイメージすることができます。

では住所が変わった場合どうなるでしょうか?

例えば、はてなブログからアメーバブログに移動したとします。

この場合のドメインはこんな感じなります。

○○○.hatenablog.comameblo.jp/○○○/

ドメイン変わりましたよね?

じゃあ、この状態で○○○.hatenablog.comにアクセスした場合はどうなるでしょうか?

ブログが表示されません。だって ameblo.jp/○○○/ に移動したのですから。

これが意味するところは、今まであなたのブログを見てくれていたファンの訪問者がいなくなるということです。

これは、無料ブログのドメインから他の無料ブログのドメインに変更した場合や無料ブログから独自ドメインに変更した場合も同じです。

ここで言いたいことは、これらの問題は最初から独自ドメインをとっておけば防げたということです。

では、独自ドメインの場合どのようになるのかみてましょう。

注意

○○○.hatenablog.com → ameblo.jp/○○○/ のように無料ブログから無料ブログへ移行する場合の例をあげました。
もしかしたらこう考える方がおられるかもしれません。
どっちのブログにも同じ記事を掲載しておけばいいじゃん、と。

結論からいうとこれはNGです。なぜなら、同じ記事の場合、Googleが重複コンテンツとみなし、ペナルティを与えるからです。ペナルティを簡単にいうとGoogleの検索結果に表示されなくなるまたは圏外まで順位を下げられることをペナルティといいます。

なので、複数ブログに同じ内容を書くのはやめましょう。

冒頭でも記載しましたが、独自ドメインのメリットはアクセス数を保ったままサーバーを移動できることです。

そのことを説明するためにブログやサイトにアクセスする手続きとサーバーの移行について説明したいと思います。

ドメインはSEOに有利?

独自ドメインのメリットとしてSEOに影響を与える可能性があり、Googleの検索結果に少しだけ影響がある可能性があります

独自ドメインとSEOの関係についてはいろいろなサイトでいろいろなことが書かれています。

SEOに影響がないというところもあれば、影響が少しはあるというところもあります。

どうしていろんな見解があるかというと、Googleは正確にSEOに関する情報を公開していないからです。

例えば、Googleが公開している Google検索品質評価ガイドラインでは、ドメイン関連についてほとんど記載されていません。

参考 Google検索品質評価ガイドライン(2019年5月)

参考 Google検索品質評価ガイドライン(2018年7月)

なので、ここでは最もらしい情報を記載していきます。

ドメインエイジ

ドメインを取得してからの時間をドメインエイジと言いますが、これはGoogleのアルゴリズムで使用されています。ただし、重要というわけではありません。

Googleのマット・カッツ氏によると、ドメインを取得してから6カ月の取得してから1年のドメインにほとんど違いはないと言っています。

それなら、コンテンツ作りに時間をかけるべきという旨のことを言っていますね。

トップレベルドメイン(TLD)

.jp などの国を指定するドメインは、その国では有利に働く可能性があります

逆に、日本を対象としているサイトが他の国のTLDをドメイン名を使用している場合はマイナスに働く可能性があります

ただし、Google は、.tv や .me など一部の国別コードトップレベルドメイン(ccTLD)を普通のトップレベルドメインとして扱います。

なんでかというと特定の国をターゲットとするものではなく汎用的に使用されるからです。

例えば、.tv はツバルという国のトップレベルドメインですが、テレビ系や動画系のサイトに使われています。

MEMO

トップレベルドメイン(TLD:top-level domain)とは?
トップレベルドメインは、最上位レベルのドメインの名前のことで
URLの一番右のドットの右のの文字のことです。

例えば、このブログのURLはhttps://syac.appですので、一番右のドットの右の文字はbizですね。これがトップレベルドメインです。

トップレベルドメイン

国別コードトップレベルドメイン(ccTLD)とは?

インターネット上で利用されているトップレベルドメインのうち、国別コードによって割り当てられているドメイン名のことです。 ccTLDは、世界中の国ごとに2文字のアルファベットから成るトップレベルドメインが割り当てられています。 

参考 トップレベルドメイン一覧Wikipedia

ドメイン中のキーワード

ドメインの中にキーワードを使用するとことは、検索順位にわずかな影響を与えます。ただし、 SMX Advanced 2016 でGoogleのゲイリー・イェーシュ氏は、ドメイン中のキーワードについて影響力はとても小さく、期待するほどのものではないといっています。

MEMO

昔はキーワードと完全一致するドメインが強い影響力をもっていました。ですが、EMDアップデートによって、サイトの質が低い完全一致ドメインが上位表示されなくなっています。下記にGoogleのマット・カッツ氏のツイートを記載します。

また、以前には検索結果でドメイン中のキーワードが太字表示されていました。 現在ではなくなっています。

サブドメイン・サブディレクトリ中にキーワード

SEOツールを提供している米国企業の Mozは、サブドメインとサブディレクトリ中のキーワードは、検索順位にわずかに影響を与えると判断しています。

なお、Googleはサブドメインとサブディレクトリを同等に扱っていると言って言いますが、SEO的にはサブドメインよりもサブディレクトリの方がメリットが多いとMozは言っています。

僕はこれには怪しいと思っていて、たまたまコンテンツの質がいいのがサブディレクトリに多かったのではないかなと思っています。

MEMO

サブドメインとは?
○○〇.×××.jpなどの形でトップレベルドメインの左にドメインがあり、その左にさらに文字列があるURLの形です。この場合、○○〇がサブドメインになります。

※補足ですが、○○〇.×××.jpの場合、×××はjpのサブドメインになります。

サブディレクトリとは?
×××.jp/○○〇という形で独自ドメインの右にスラッシュがあり、その右に文字列があるURLの形です。

サブドメインとサブディレクトリ

独自ドメインの仕組み

独自ドメインを使う場合、 必ずサーバーが必要です。

無料ブログもサーバー上で動いていますので、無料ブログの方は無料ブログをサーバーと思ってください。

まず、ドメイン例えるなら、ドメインは住所で、サーバーは土地ですね。

あるブログにアクセスする場合、パソコンやスマホでは次のような手続きが行われます。※ちょっとわかりやすくするために簡略化しています。

  1. ユーザーがブログなどのURLにアクセスする
  2. ネームサーバーがドメインに対応するIPアドレスを確認する
  3. IPアドレスにアクセスするとサーバーからブログなどの情報がに返信され、ユーザーの画面に表示される。

MEMO

IPアドレスとは?
ブログなどの住所です。ドメインも住所ですが、ドメインは文字列、IPアドレスは数字で表記されます。

ネームサーバー(DMSサーバー)とは?
ドメインのIPアドレスが記録されているサーバーです。

わかりやすくするためにイメージで記載します。

まず、イメージは以下の通りです。

  • ドメインとIPアドレス = 住所
  • ネームサーバー = 郵便局
  • ブログやサイトがあるサーバー = 土地

ブログやサイトまでのアクセスを手紙を送って返信があるまでに例えると比較的わかりやすいと思います。

ユーザーが手紙をこのブログのsyac.appさんの住所に送りたいとします。その場合、以下の順番になります。

  1. ユーザーが手紙を郵便局に渡します。
  2. 手紙をもらった郵便局はexsample.comのドメイン名のIPアドレスを確認します。
  3. 郵便局が exsample.comドメイン名のIPアドレスに手紙を送ります。
  4. 手紙がサーバーさんに届き、サーバーさんが返信してサイトなどが表示されます。

文字ではわかりずらいので図に記載しました。

では、サーバー(家)をお引越しした場合はどうなるでしょう?

通常、家を変えて住所を変わった場合、郵便局に転送届を提出します。

こうすることで古い住所に手紙が届いた場合、新しい住所に送ってもらえるからです。

これは独自ドメインでも可能なのです。

サーバーを移行してもドメインを変えずにファンを保ったまま移行できます。

以下のように図にしてみました。

郵便局に転送届を提出しておくと、郵便局(ネームサーバー)が新しい住所に勝手に届けてくれる流れを記載しています。

こういった感じで、独自ドメインを取っておくと、ネームサーバーに転送届をだすことができ、ドメイン名を変えずにファンをかかえたまま、アクセス数を保ってサーバーを移行することができます

独自ドメインを取っておかないとこの上記のような転送届が出せませんので、僕は独自ドメインを取っておくことをおすすめします。

まとめ

独自ドメインのメリットは以下の通りです。

  • SEOに少しだけ影響を与える可能性がある
  • アクセス数を保ったままサーバーを移行できる

僕は主に、 アクセス数を保ったままサーバーを移行できる点を重視しています

僕はこれを大きなリスクだと思っていますので。

これは僕の意見ですが、独自ドメインは取っておくべきです。

理由は、そんなに高くない、リスクを軽減できる、という点です。

.comや.netなどは年間1000円ちょっとで買えます。年間約1000円でリスクが軽減させるなら安い投資だと思いませんか?

僕は独自ドメインを取っています。

無料ブログなどは何があるかわかりませんからね。

なので、独自ドメインを取得するか迷っている人には、独自ドメインを取得することをおすすめします

このページではSEOに少しは影響があるかもと記載していますが、じっくり考えるほどの影響はない可能性が高いです。独自ドメイン名を考えて時間を使うより質の良い記事を記載した方が断然よいです

参考までにですが、サイバーエージェントのSEOラボでもドメインのSEOの影響はほぼないといっています。ただし、ドメインの名前はユーザーがみてわかりやすいように、サイトのテーマがわかるようなユーザーフレンドリーなものを推奨しています

僕の意見ですが、サイトはテーマに合わせたドメイン名、ブログはニックネームなどのどんなドメイン名でもいいと思っています。なんでかというと、ブログは質の良い記事を書いてブランディング・知名度向上をしていくスタイルだと思っているからです。

最後にですが、独自ドメインの名前は早い者勝ちです。自分の欲しいドメイン名が既に取られる場合がありますのでニックネームなどある場合は一応調べておくことをおすすめします。

以下のドメイン登録サービスのどれでも調べることができます。

ドメイン登録サービスおすすめ

エックスドメイン
エックスサーバーが運営しているドメイン登録サービスです。おすすめな理由は請求書や受領書を発行できるのがエックスドメインくらいだからですね。
エックスドメイン公式サイト

ムームードメイン
GMOが運用するドメイン登録サービスです。おすすめというより普通です。ただ、電話サポートがありません。

ムームードメイン公式サイト

初心者におすすめしないドメイン登録サービス

お名前.com
有名で種類が豊富で安くていいところなのですが、登録時にwhois代行サービスというのにチェックを忘れると個人情報が公開されてしまいます。さらにwhois代行サービスを後から申し込む場合、年間約1000円ほど追加でかかるので初心者に優しくないと思いおすすめしないドメイン登録サービスにしました。おすすめはしていませんが安さを重視する場合こちらがいいかもしれません。
参考ですが、過去にサイトに問題があって2chで炎上し、whois情報から個人情報を特定され、サイトが閉鎖した例があります。
エックスドメインは最初からwhois代行サービスしてくれていますし、ムームードメインは登録時にチェックが必要ですが、後から無料で変えることができます。

お名前ドットコムを使いたいという方はwhois代行のチェックを忘れないようにしてください。

スタードメイン
特に問題があるところとはないのですが、1点だけおすすめしない理由があります。それはサポートが悪いところと情報がない場合があるところです。また、電話はサポートはありません。なにかあった場合に初心者ではキツイと思いましたのでおすすめしないドメイン登録サービスにしました。

以上になります。参考になりましたでしょうか?

読みにくかったかもしれませんが、 今後も知識やスキルなど記載していきますので応援しれくれれば嬉しいです!

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